3月もあっという間に半ばです……
昨年末に綾辻さんのデビュー作『十角館の殺人』の実写化が発表された際には、配信日まだまだ先だな~などと思っていたのに、あっという間にもう来週からですよ!
発表以来、おたずねや予約が目に見えて増えた原作本(現代ミステリの代表作なので、何もなくても年数回は閉架請求されているのを見かけますが)、当館では旧版の文庫本と、新装改訂版の文庫を底本とした児童書版(YA!ENTERTAINMENTレーベルのもの)を所蔵しています。
大筋に変わりはありませんが、細かい表現の修正などがされているそうです。
いま当館で読まれるのであれば、資料の状態などトータルで見て児童書のほうをおすすめします。
(漫画みたいな表紙がイヤ、などありましたら無理にとは言いませんが…)
そしてそして、よろしければご一緒に有栖川さんの『月光ゲーム』はいかがでしょうか。
どちらも80年代後半の大学生、クローズドサークルもの、そして作者お2人は何かとセットで語られがち笑…もといどちらも新本格を語るうえでは外せません。未読の方はぜひご一緒に。
最後になりますが、先日鳥山明さんとTARAKOさんの訃報が相次いで発表になり、寂しい気持ちでいっぱいです。
世代としては『ドラゴンボール』ですが(そして母が大好きだったんですが)、個人的にはアラレちゃんの方が好きで真っ先に挙げてしまいます。
お2人の早過ぎるお別れに、本当に残念でなりません…ご冥福をお祈りいたします。
*担当さんだった「Dr.マシリト」こと鳥嶋さんが最近出版された本があったので、ご紹介して締めたいと思います→『Dr.マシリト最強漫画術』