2023年の図書館だより

2023年09月11日(月)

先週は台風の影響のせいか急に雨が降ったり晴れたりで読めない天気でした。気温は日によっては丁度良い過ごしやすさの時間帯もありましたが、蒸し暑い時の方が多いです。

先日、電車に乗って気付いたのですが、マスクをしている人が大分減っていました。暑さのせいもあると思うのですが、電車の様な密になりやすい場所でも着けなくなってきているのですね。私個人はまだ心配に思うので、徒歩や自転車で移動する時は着けないのですが、人と接する機会の多い場所では着けています。

そのマスクですが、着けている時間が長いせいか最近鼻のてっぺんくらいの所にニキビの様なものが出来ているのに気が付きました。ちょうどその位置が鼻とマスクが擦れやすく、蒸れやすい位置で、触れるとちょっと痛いので注意しています。黒ずんだりあとが残らないかちょっと心配です。

2023年09月10日(日)

少しずつですが、朝晩涼しく感じられるようになりましたね。ウォーキングをしていても、虫の声がとても賑やか。毎日食べていたスイカの味が薄くなり、梨や新リンゴが美味しくなってきました。穏やかな気分で実りの秋を迎えられることを願いつつ、アイスや冷たい麺類が美味しいうちにいっぱい食べておこう!・・・とモリモリ食べている毎日です。ぷくぷくにならないように用心しなくては。

さて、今回は先延ばしにしていた、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」の話を書きます。

実は、ここ数年ほど「多様性」をテーマにしたコーナーを作成しようと思いつつ、タイミングと自分の勉強不足を言い訳に先送りしていました。しかし、SDGsの普及や、LGBT法案をめぐる動き、さらには聴覚障がい者が登場するドラマや映画のヒットもあり、「あ、今かな・・・」と思い、コーナーの制作をスタートしました。つまり、下準備はかなり以前から進めていたのです。

こちらにも書きましたが、多様性を認め合う社会は誰にとっても生きやすい社会であり、また豊かな社会でもあるという、メッセージを込めて作ったコーナーです。毎回のことながら、どの本を選ぶかで迷い、選んだ本をどのように紹介するかで迷い、何よりも今回は手に取って頂く方や、当事者である方を傷つけてしまう内容ではないかで迷い・・・と、迷い迷い迷いながら制作しました。皆さんの心に届くこと、そして誰もが尊重される社会になることを願うばかりです。

ということで、現在は11月の特別整理休館明けからスタートする予定の毎年恒例の「追悼企画」の準備を進めています。まだ9月入ったばかりだと思われるかもしれませんが、11月は蔵書点検があることと、ここ数年自分の仕事がどんどん遅くなっている気もするので、早め早めのスタートとなりました。去年は時系列で作成し、一昨年は著作のグッとくる言葉を紹介する形で作成したPOPを、今年はどうしようか・・・と相変わらず迷っています。そして、もっと迷っているのが、追悼企画の冊数だけでコーナーが成立するのかということ。うーん、これについては本集めを終えてから、じっくり考えることにします。

『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ/著・・・「多様性」という言葉は、英語で「ダイバーシティ」と表現されることも多く、最近流行りはじめた言葉、新しい考え方だと思われる方も多いかもしれません。しかし、「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」という金子みすゞの詩の一節でも表現されている、日本にも昔からある考え方かな、とも思います。2011年の東日本大震災後にテレビで繰り返し放送されていたCMで使われていた「こだまでしょうか」の「こだまでしょうか、いいえ、誰でも。」も、多様性をあらわす一節のようにも思えます。どちらの詩も現代にグッとくる作品です。

さて、日本時間の今日午前3時45分からドイツ対日本、12日(火)21時20分からトルコ対日本のサッカー日本代表戦が行われます(この「図書館だより」が出る頃にはドイツ戦は終わっていますね)。バスケもラグビーもいいけれど、サッカー日本代表へも応援をよろしくお願いします。うーん、しかしさすがにドイツ戦は時差が厳しいなぁ・・・。ここのところ、連日の配信を見続けていて酷い寝不足なので、残念ながら録画観戦となりそうです。来週の「図書館だより」は、もちろんサッカー日本代表の話を書く予定なので、楽しく書けるように頑張って応援しようっと。

2023年09月09日(土)

初めてライブ配信のチケットを購入してみました。
抽選に外れてチケットが取れなかった公演と、実際にライブに参加した公演の二つ購入したのですが、配信いいですね!
ライブ会場に行けなかった公演が観られるのはもちろん、実際のライブ会場では席が遠くてよく観えなかったメンバーの表情や楽器を演奏する指の動きなどがアップではっきり観ることができるし、一つ一つの楽器の音がクリアに聴こえて、「あの時こんな表情してたんだなあ」、「ギターの種類によってこんなに音色が変わるんだなあ」など、新たな発見を感じながら観ることができました。
今回購入したチケットは、解散ライブだったこともあってか、アーカイブが2週間見られるのもよかったです。
もうすでに何回もリピートしていますが、期限まであと数日あるので、最終日まで目いっぱい噛みしめながら堪能したいと思います。

『知ってるようで知らないギターおもしろ雑学事典』湯浅ジョウイチ∥著 ヤマハミュージックメディア
『バンドはじめようよ!ロック・ギター』自由現代社編集部∥編著 自由現代社

2023年09月08日(金)

歯科検診を受けました。長いこと診ていただいていますが、未だに口を開けている間、舌の位置が定まらなかったり、口の大きさが十分なのか分からなかったりして、落ち着きません。子どもの頃は寝ている間に終わったこともあったような。いつから舌の位置を気にするようになったのでしょう…そんなことを考えている間に、歯のお掃除が終わりました。

「新しい歯の教科書」
「どうなってるの?どうぶつの歯」

2023年09月07日(木)

9月に入り、まだまだ暑いですが夏も終わろうとしているので、今年の夏を振り返ってみました。
思い返せば、今年の夏は不思議なことがよく起きていたような気がするのですが、詳細は忘れてしまいました。白昼夢でも見ていたのかもしれません。
その中でも覚えているのが、知らない内に耳から血が出ていたらしいことです。
耳が痛いとか違和感もなかったので、けっこうな驚きでした。
オカルトな話になってしまいますけど、リアル“特級呪物”と呼ばれている耳が欠けた置物の動画を見たことが関係あったりなかったり?

さて、こんな話はどうでもいいのですが。
残暑が続きますが、一応秋に向かってはいる、ということで、秋は食欲の秋でもありますね。
というわけで、児童室では過去の課題図書などを撤去し、「おいしいおはなし」のコーナーに変わりました。
反対側には、ハロウィンのおはなしなども展開していますので、一度見に来てくださいね!

2023年09月06日(水)

画像(スクショ)でのラインナップご紹介は来週以降になりますが、先日お知らせした9月受け入れの電子図書館新着本がご利用いただけるようになっております。

今回受け入れした小説16点(ジャンルで絞り込んだ時に「児童→文学」のものも含む)のうち11点が、当館には紙の本でご用意がないものになります。
せっかくの電子図書館なので、紙で受け入れできなかった(しなかった)ものを入れられたらいいな、と思い、選んでみたものです。

ぜひご利用ください。つしま電子図書館へはこちらから→

2023年09月05日(火) 

病院に行ったときのみ読んでいた『マスカレードゲーム』がようやく読み終わりました!
発売したての頃に買って、もう2年は過ぎましたね。期間があくと戻ったりしたので、時間がかかりました。
次はどの本を病院のお供にしようかな?

2023年09月04日(月)

 9月に入りました。日が沈むのが1時間くらい早くなったような気がします。暑さは相変わらずな感じです。

9月は世界アルツハイマー月間、9月21日は世界アルツハイマーデーとなっているのをご存じでしょうか。認知症について多くの人に知ってもらうための啓蒙月間で、当館では先月24日から「認知症と介護」のコーナーを、コーナー0(本棚Xに該当します)にて開設しています。

高齢者の増加と共に認知症になる方は増加傾向にあり、関連した書籍も毎年増えてきています。また、最近では図書館だけでなく、本屋さんでも認知症に関する本を特集したコーナーを設けており『認知症世界の歩き方 実践編』といった本は注目度が高いです。
当コーナーは11月12日まで設置していますのでぜひ一度のぞいてみてください。

2023年09月03日(日)

奈良旅編、最終回です。

うっかり迷子になってしまったため、貴重な奈良での滞在時間をロスしてしまいましたが、「ならまち」の雑貨屋さんはひとつに絞れば行けるかな・・・というくらいの時間の余裕がありました。

もう迷子になる余裕はないので、スマホの経路案内を頼りに一番行きたかったお店「S」(「かやふきん」で有名な「N」の奈良本店)に到着。友人へのお土産の「奈良本店限定かやふきん」と自分用のお土産を選んでいると、セール品の「奈良の和紅茶クッキー」が目にとまりました。へぇー、賞味期限が迫っているので30%オフか・・・お得だなぁ。迫っているといっても、今月いっぱい大丈夫だし・・・えーい、これを「いかにも奈良っぽいお土産」にしよう!と多めに購入しました。ということで、私から「奈良の和紅茶クッキー」をお土産として手渡された皆さん、実はクッキーはセール品でした。ま、賞味期限は全然セーフでしたし、おかげで多めに買うことが出来たので、ご容赦ください。

最後の目的地は、みうらじゅんさんといとうせいこうさんのトークショーでした。会場はJR奈良駅近く。少し距離があるのでバスに乗って移動し、無事に時間前に会場へ到着しました。ネタバレになってしまうので内容は書きませんが、お2人とも最高に面白かったです。よく考えてみると、コロナ禍以降久しぶりのイベント参加でしたが、やっぱりイベントって楽しいものですねー。同じ人を好きな人が集まり、ひとつの舞台を見て、たくさんの人達と大声で笑うのは、何物にも代えがたい体験だなぁ・・・と、しみじみ思いました。

帰りはそのままJR奈良駅に移動し、家族へのお土産用に柿の葉寿司と柿のオヤツを駅前のショップで購入。そのままJR奈良駅を出発して、寄り道もせずに帰宅しました。8月13日の「図書館だより」に書いた目標のうち、「かき氷の聖地・奈良でかき氷を食べる」以外の目標はほぼ達成できたものの、もっとあちこち寄りたかったなぁ・・・と思います。でもまぁ、そんな思いを残しておいた方が、きっと近いうちにまた旅することができるはず。次は、もう少し涼しい季節に奈良をゆっくりと旅したいです。あー、暑かった!そして、慌ただしかった!!

来週こそは、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」について書こうと思っていますが、サッカーの話になるかもしれません。代表戦も近いので。

『長く使いたい暮らしの道具。 中川政七商店と考えた、100年続く日本のものづくり』・・・ということで、「N」こと中川政七商店についての本です。うーん、もう少しじっくりと「ならまち」で買い物したかったなぁ。買いたかった靴下も買えなかったし。
『私は夢中で夢をみた 奈良の雑貨とカフェの店「くるみの木」の終わらない旅』石村由起子/著・・・奈良の中心地から少し離れた場所にある雑貨屋さん「くるみの木」。こちらも、また奈良へ行くことがあれば寄りたいお店です。
『見仏記』いとうせいこう/文・みうらじゅん/え・・・記念すべき『見仏記』シリーズの第1巻。トークショーのネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、「33年後の3月3日、三十三間堂で会いましょう」の約束はこの本に書かれています。あと2年で33年後になりますね・・・。

2023年09月02日(土)

あっという間に8月が過ぎ去っていきました。
9月からは18時閉館に戻っておりますので、お気をつけください。
7・8月の間、たくさんのご利用ありがとうございました。

先日、約半年ぶりに上野動物園へ行ったのですが、ゴリラの赤ちゃんを夢中で眺めていたら、突然、足元から尋常じゃないレベルのかゆみが襲ってきました。
「何事?!」と驚き、慌てて見てみると、どうやら蚊に刺されたよう・・・。
ざっと数えてみたら20か所以上刺されていて、ふくらはぎから下の両脚がボコボコになっていました。
どうりで猛烈にかゆいわけだ・・・。
靴下の上からも刺されていたし、数日間刺された跡が赤く残るほど強力なパワーを持った蚊(もしかしてブヨだったのかも?)でした。
最近少し気温が和らいできたせいか、蚊が元気になってきて図書館でも刺されましたし、蚊対策せねば・・・。

『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門』一盛 和世∥編著 緑書房
『あなたは嫌いかもしれないけど、とってもおもしろい蚊の話』三條場 千寿∥著 山と溪谷社

2023年08月30日(水)

とうとう明日で8月も終わりです。
19時閉館も明日まで、明後日からは18時閉館に戻りますのでご注意くださいね。

月曜日の図書館だよりで話題になっていた雷。
先日、返却本の中に写真絵本『かみなり』(武田康男/写真・監修)がありました。
気になって見てみると、雷発生のメカニズムを簡単に説明し、こんな雷(落ち方)もあるよ、という写真がいろいろ載っていたのですが、それのまぁすごいこと。
一度に三方向へ落ちていく雷、幾筋もの帯が束になってめちゃめちゃ太い稲光になったもの、落ちていくのかと思ったらふよふよっと雲の中に戻っていく雷など、「こんな雷見たことない」とか「こんな落ち方して地上は大丈夫だったのだろうか…」と気になる写真がたくさんでした。
興味のある方は手に取ってみてくださいね。

そしてお知らせができていませんでしたが、7/1に電子図書館へ新しい資料が入ってきております。
まもなくまた新しい資料の受け入れお知らせができるかと思いますのでお楽しみに。
こちらもどうぞご利用ください。つしま電子図書館へはこちらから→

また来週9/7(木)はおはなしにこにこです。
今月も親子のふれあいの時間を楽しんでいただけるよう心がけますので、どうぞご参加ください^^

2023年08月28日(月)

 まだまだ暑いですが今週で8月も終わりです。
先週は雷がすごかったですね。東の方角ですと、甚目寺か大治方面で黒い雲の中に毛細血管の様な細い稲光がはっきりと見え、西の多度、伊吹山方面では線香花火の火花の様な稲光が何度も光っていました。特に後者の稲光がすごく、まるでどこかの街を集中して雷が落ちて大変な事になっていないかと思えるほどでした。

2023年08月27日(日)

先週の続きです。

奈良国立博物館を出たところで、自分が空腹であると気づきました。当初の予定では、ここで「ならまち」のオシャレな雑貨屋さんへ向かうはずでしたが、先に柿の葉寿司のお店に向かうことにしました。あらかじめ調べておいた柿の葉寿司のお店Hは「ならまち」の近くなので、博物館から「ならまち」の方角に向かって歩いていけば、問題なく到着するはずです。幸い、ここは観光地。案内標識があちこちにあります。地図もスマホも確認せず、「ならまち」へと向かう案内標識を確認して歩きはじめました。

朝早くは空いていた奈良市街も、博物館を出た頃にはなかなかの混雑となっていました。強い陽射しの中、楽し気な外国人観光客の方と鹿、鹿、鹿・・・今振り返ると、暑さと人混みと鹿で頭がボンヤリしていたのだと思います。「ならまち」へ向かう案内標識の指示の通りに歩いても歩いても、「ならまち」に辿り着くことができません。気付けば、足元が何だかフラフラするし・・・と焦っていると、なぜか目的地とは離れた近鉄奈良駅に到着しました。

さて、どうするべきか・・・。どうやら私は今、人生初の熱中症になりかけているようです。そもそも、奈良での本来の目的はトークイベント。いつまでも迷子でいるわけにはいきません。決意新たに向かった先は、近鉄奈良駅前の商店街にある柿の葉寿司のお店T。うぅ、Tの柿の葉寿司は名古屋のデパートでも買えるんだけどなぁ・・・と思いつつも、トークイベントの開始時間も心配なので、Tで柿の葉寿司を食べることにしました。テイクアウトではない、お店で食べる柿の葉寿司はとても美味しく、セットでは物足りなかったので追加注文もして完食してしまいました。また、迷子になっていたタイムロスを考えると、別のお店でかき氷を食べる時間はなさそうなので、ここでかき氷の代わりにお店名物の柿シャーベットを頂くことにしました。こちらも爽やかで美味しかったです。

ということで、次週に続きます。そろそろ完結する予定です。

『鹿男あをによし』万城目 学/著・・・常日頃「いくらでも歩ける」と豪語しているにもかかわらず、熱中症になりかけてしまったのは、「奈良」という土地の力に負けたからかもしれません。ということで、奈良が舞台のファンタジー小説です。直木賞・本屋大賞ダブルノミネート、さらに玉木宏さん主演でドラマ化もされた有名な作品ですが、実は未読でドラマも見ていません。
『はればれ、お寿司』嵐山 光三郎・ほか/著・・・河出書房新社から出ている「おいしい文藝」シリーズの一冊。お寿司にまつわるエッセイが32篇収録されています。テイクアウトも美味しいですが、お寿司はやはりお店で頂くのが一番ですね~。
『にっぽん氷の図鑑&かき氷』原田 泉/著・・・奈良で食べたかった「ほうせき箱」のかき氷が掲載されています。うーん、迷子にならなければ・・・悔しいっ!次は、かき氷を目的に奈良を旅してみたいです。他にも、この本には津島市のイニュニックヴィレッジの「ブルーベリーヨーグルト」も掲載されていますので、気になる方は本をチェックしてみて下さいね。。

さて、先週の火曜日22日、図書館は休館日でしたが、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」をスタートしました。詳しくは、来週か再来週に書こうと思っていますが、ホームページでもご覧頂けるので、まずはこちらをどうぞ。Gさん、忙しいのに美しく仕上げて頂き、有難うございました。

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