先週、帝国ホテル・ライト館100周年記念の謎解きと展示に参加してきた話を書きましたが、改めてもう少し感想などを。
学生時代の遠足以来で明治村に足を運んだきっかけが明治村を舞台にした謎解きイベントで、今も定期的に訪れるのは謎解き目当てではあるのですが。
訪ねる度に建物への愛着みたいなものも生まれてきました。建築的な詳しい話はわからないので、見た目がかわいいとか雰囲気が好きとか、そんなものですが……
帝国ホテル正面玄関は、明治村を象徴する建物の1つ。
そして以前(もう数年前になってしまいますが…)おすすめした『東京會舘とわたし』(辻村深月/著)の舞台・東京會舘も、ライト館とオープンした年がほぼ同じ(東京會舘のほうが1年早い)。
在りし日の帝国ホテルをVRで再現した動画を見ながら、ひとり『東京會舘とわたし』を思い出していました。
そういえば、前述の『東京會舘とわたし』を紹介したときに旧舘にあったシャンデリアの1つを明治村が保管している話についてもちょっと触れましたが(現状公開の予定はないのだとか)。
つい最近気が付いたのですが、明治村の初代館長である谷口吉郎氏は東京會舘2代目本舘(『東京會舘とわたし』での新館にあたる建物)の設計者だそうです。
明治村にシャンデリアがやってきたのは、そんなご縁もあったのでしょうか。
いつか見られる機会があるといいなぁ(まぁ東京に行けば3代目となる現在の新本館でも見られるのですけどね)
さて、年内の開館日も残すところ今日明日となりました。
明後日29日(金)から1月3日(水)まで年末年始のため全館休館となりますので、ご注意ください。
今年もたくさんのご利用ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
『帝国ホテル建築物語』(植松三十里)
『東京會舘とわたし』上(旧館)・下(新館)(辻村深月)