10月も20日を過ぎましたね。来月13日(月)からは特別整理休館が始まりますが、今年はまだ日中暑い日も多いせいか、まだまだ先のように思えてしまいます。
さて、9月末の「図書館だより」にも書きましたが、秋といえばテレビ番組の改編期。先月27日、毎週とっても楽しみに見ていたBS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」が最終回を迎えました。
美術をテーマとするテレビ番組には「ぶらぶら美術・博物館」の他にも、NHK・Eテレの「日曜美術館」、テレビ東京の「新美の巨人たち」等がありますが、この番組は何でも知っている山田五郎さんと、いつも自然体のおぎやはぎ、そして美術を楽しんでいることが画面から伝わってくるような高橋マリ子さんの4人の掛け合いが楽しく、いい意味で軽くて(軽薄、という意味ではありません)、美術館・博物館を身近に感じられる番組でした。まだまだ続くと勝手に思っていたので、終了すると知った時はとてもビックリました。
出演者・スタッフの皆さん、13年半という長い間お疲れ様でした。小木さんの絶妙な「へぇ~。」が、もう聞けないのかと思うと寂しいです。
・『へんな西洋絵画』山田五郎/著・・・何でも知っている山田五郎さんが、「へんな」西洋絵画にツッコミを入れながら、詳しく西洋美術を教えてくれる一冊。あぁ、もうこのツッコミを聞けないのか~。悲しいなー。
・『国立西洋美術館の名作』国立西洋美術館/監修・岡崎素子/著・・・「ぶらぶら美術・博物館」の最終回は、「国立西洋美術館ベストコレクション」でした。『フランダースの犬』で主人公ネロが憧れていた画家ルーベンスの作品で、番組でも詳しく解説されていた「眠る二人の子ども」も掲載されています。また、国立西洋美術館といえばモネの「睡蓮」をはじめとする、松方コレクション!松方コレクション誕生秘話が描かれる原田マハさんの小説『美しき愚かものたちのタブロー』も超オススメです。