とうとうパンダたちの中国渡航が来週に迫りました。
上野動物園のシャンシャン(5歳)が2月21日、アドベンチャーワールドのお父さんパンダ、永明さん(30歳)、その双子の娘たち、桜浜(8歳)、桃浜(8歳)が2月22日に旅立ちます。
永明さんは人間でいうと約90歳の高齢ということもあり、このままずっと日本で暮らすのかと勝手に思い込んでいたので、たまたま駅のホームにいる時に中国へ帰るというニュースを知った時は、衝撃と喪失感で自分でも驚くほど動揺してしまい、乗り込んだ後も電車の中だというのにどうしても涙が止められませんでした。
長椅子に座っていましたが、顔を覆うように突っ伏して泣いたら余計目立ちそうだったので、いつも通りに背筋を伸ばして座った姿勢のまま、溢れ流れる涙をマスクで受け止めるという手法でなんとかその場をしのぎました・・・。
シャンシャン、桜浜、桃浜は、適齢期になったら中国へ渡ることが生まれた時から決まっていたので、覚悟はできていたはずなのですが、いよいよ具体的な現実が目前に迫ってきたら、さみしくてさみしくて・・・。
4頭とも大好きなパンダで、特に桜浜は推しパンだったので、すぐに会えなくなるのはものすごくさみしいですが、まずは、中国まで無事に到着することを祈ろうと思います。
永明さんは余生をより整った環境で過ごすため、シャンシャン、桜浜、桃浜は繁殖のため、と渡航する目的は違いますが、新たに暮らす場所でも、末永く元気で幸せに暮らせることを心から願っています。
と言いつつも、なんだかまだ実感が湧かないのが正直なところです・・・。
『知らなかった!パンダ アドベンチャーワールドが29年で20頭を育てたから知っているひみつ』 アドベンチャーワールド「パンダチーム」∥著 新潮社
『I LOVEシャンシャン!』高氏 貴博∥著 エムディエヌコーポレーション
『パンダが日本にやってきた! 来日50周年メモリアル』日本パンダ保護協会∥監修 朝日新聞出版