2020年の図書館だより

2020年05月29日(金)

※津島市立図書館はただいま臨時休館となっております。ご理解とご協力をお願い致します。※

図書館再開まであと少し、利用者の方はもうしばらくお待ちくださいね!
職員も再開に向けて各自頑張っておりますので…!

東野圭吾さんの『ガリレオシリーズ』です!
前回のミステリー繋がり+自粛期間中にドラマのガリレオを一気見したのがきっかけです。単純な発想で大変申し訳ない。

東野圭吾さんの作品は映像化されているものがとても多いですが、(す)が東野さんを知ったきっかけはこのガリレオシリーズのドラマです。
クールで天才的な頭脳を持っている変人キャラをあの福山雅治さんが演じるという…キャスティングした人、ナイスです。
作中に出てくるトリックも理論的には可能という点も、当時学生だった(す)にとっては新鮮でした。推理物には「いやそれどんなピタゴラスイッチやねん」といった感じのトリックが出てくる作品もありますから。

結構前の作品ですが、今読んでも(見ても)十分面白いので、ぜひ!

『探偵ガリレオ』(東野 圭吾∥著) (913.6/ヒ)
『真夏の方程式』(778/マ) ※こちらはDVDです。

2020年05月28日(木)

某スローライフを送るゲームでは、あやしい商人から絵画を購入することができます。
しかし絵画すべてが本物ではなく、商品の中に贋作も平気で混ぜているので、薄暗い室内で本物か偽物かを見分けなくてはなりません。(本物も偽物も値段はいっしょですが)
薄暗い室内で、というシチュエーションがどことなく『銀と金』を思い起こしますが、この際それは置いといて、この贋作かどうか見分けるのが意外とやっかい。
贋作の中でも、『大谷鬼次の奴江戸兵衛』(困り眉)や、『モナ・リザ』(眉毛書いてる)などはとても分かりやすいのですが、『雪中の狩人』(林に1人)や『ラス・メニーナス』(奥の男性が扉から少し手を離している)などぱっと見、本物に見えてしまいます。
今の時代、ネットで調べればすぐに情報は出てきますが、そこで見てしまえばなんだか負けたような気がして、たいして詳しくもないのに「本物のような気がする」という理由だけで(つまりカン)絵画を購入したこともありますが、まあ見事に偽物でした。
有名な絵画はもちろん「見たことは」あるのですが、こうしてカンに頼って負けたので、この機会に美術や絵画に興味・感心を持った方がいいのだろうかとふと思いました。
同じように贋作を掴まされて苦い思いをした方、ネットで調べるのもいいが、やはり本から知識を得ようと思った方、図書館には『知識ゼロからの近代絵画入門』『名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典』など、まったく詳しくない!という方でも手にとりやすい本がありますので、開館しましたらぜひ…。
私も、贋作掴まされるのはもう嫌なので、少しは勉強します…。

2020年05月27日(水)

もうすぐ5月も終わり。
ということは、臨時休館ももうすぐ終わりです(休館について詳しくはこちら)。

連休らしさの感じられないGWで始まった5月、なんだかあっという間でしたね。
そんな5月1日に講談社の読書系サイトで始まったリレー連載企画「Day to Day」(外部サイトです)。
ジャンルも様々な(本当に様々で、先月『流浪の月』で本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんを始めとするBL系の方とか……)作家さんが執筆予定者に入っていて、明日は誰が来るのだろう、というのも楽しみになる連載企画です。

一番の楽しみだった有栖川有栖さんは既に登場済みなのですが、4/15を担当したいと自ら申し出たという裏話が火村ファンとしてとても嬉しかったです!
また1日でも早く、サイン会や講演会に行ける日が来ることを祈っています。

最後になりますが、先にご紹介した連載企画には有栖川さんの他にもシリーズものの1エピソードという掌編もありますが、いずれも知らなくても読めますので是非どうぞ。
ここから新たに気になる作家さんが見つかるかもしれません。

2020年05月26日(火)

#本日も図書館休館中です
#ご理解ご協力をお願いいたします

基本的にドラマの原作などを中心に本を読んでいるので、『三毛猫ホームズの推理』赤川次郎∥著 角川書店 や『プラチナデータ 』東野 圭吾∥著 幻冬舎、『99.9-刑事専門弁護士』宇田学・百瀬しのぶ∥著 扶桑社(99.9は当館ご用意がありません…) とかですかね。推しのグループの原作は読みたくなります。ドラマとはここが違うんだ!この人ドラマには居たけど、原作いないんだ(逆もある)が発見できて面白いです。

映画では『ハウルの動く城』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ∥原作 宮崎駿∥脚本・監督 ブエナビスタホームエンターテイメント(DVD) と原作の『ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ∥著 徳間書店 を比べたりしてました。ハウルは原作本が好きで、何回も読んだからなのか背表紙がはがれて貼り直したりしました。(※図書館の本は剥がれたりしたらそのままお持ちください)

あと少しで図書館開館予定ですので、気になったドラマや映画の原作と比較してみるのはいかがでしょうか?

2020年05月25日(月)

*5月31日まで臨時休館中です。ご迷惑をおかけして申し訳ございません*

 来月の開館再開に向けて現在着々と準備をしています。新着は、図書以外にDVDも少しずつですが新しい作品が入っています。『ダーウィンが来た アフリカ新伝説』『羊と鋼の森』など、テレビの人気番組の劇場版や、人気の高い小説の映画化作品といった話題作をご用意しました。新作は返却されてもすぐ貸出しされてしまうので、貸出中の作品は予約を入れておくのがおすすめです。

休館中の図書館だよりはおすすめ本の紹介をしてきましたが、今回は当館に置いていない本で面白かった本をご紹介したいと思います。
『101人の画家 生きてることが101倍楽しくなる』(早坂優子著 視覚デザイン研究所)という、タイトルの通り101人の画家の生涯を各2ページの漫画で紹介した内容です。
漫画といっても割と大人向きなので何度でも読めます。ダヴィンチやモネ、ミュシャから葛飾北斎や藤田嗣治といった日本人も紹介されおり、2ページ内で各々の生い立ちが上手くまとめられています。読んだ後に思うのは、ほとんどの画家が生活に困窮していたという事がよく分かります。中には周りに迷惑かけようとも自分の道を曲げずに突き進む、太くて短い人生を歩んだ画家もいて本当に千差万別です。
一辺読むだけではその画家たちを覚えきれないので何度も読み返して楽しめる本になっています。

2020年05月24日(日)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館の期間を延長し、5月31日(日)まで臨時休館しております。図書館利用者のみなさまにはご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 先週5月16日、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していたサッカー・ドイツリーグ「ブンデスリーガ」が再開しました。再開にあたっては50ページ以上のガイドラインをリーグが作成。週2度のPCR検査を実施し、選手入場や握手、記念写真は禁止、ボールは試合中に定期的に消毒、控え選手はマスク着用・・・といった対策のもと、無観客で試合が行われました。ヨーロッパサッカーは対応が分かれており、イギリス、イタリア、スペインなどは6月再開を目指す一方、フランス、オランダ、ベルギーなどは今シーズンは既に打ち切りました。再開したドイツでも、世論調査では半数以上の国民がリーグ再開に反対するなど、市民生活の混乱が続く状況でのリスタートには疑問の声が多いのが実情。中断明け初戦のピッチに立った元日本代表でフランクフルトの長谷部誠選手が、試合後のインタビューで、自分の抱える不安と葛藤について自分の言葉できちんと伝える姿が心に残りました。

 さて、本の紹介です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、図書館と同じく美術館・博物館も臨時休館が続いています。私は「出勤日よりも休日の方が忙しい(おいおい!)」と普段豪語しているほど出掛けるのが大好き。なかでも、美術館・博物館目当てに一人旅に出掛けるのが私にとっては最高の贅沢です。しかし、外出の自粛と臨時休館のため、しばらくは難しい状況なので、自宅で本や図録を読んだり、テレビを観たりして美術館・博物館巡りを楽しんでいます。美術館や博物館で何となく買ったものの(重たい本を頑張って持ち帰ったわりに)、全然読まなかった図録を自宅で開く機会が来るとは思いませんでしたが・・・。

 外出する機会が思いがけなく減ったため、数ヶ月前に加入した有料放送「W」では、アート小説が人気で私も大ファンの原田マハさんが出演されている「CONTACT ART」を楽しく観ていました。全8回の放送のうち、第7回が愛知県美術館、第8回が豊田市美術館、と私にとっても馴染みの美術館が登場し、同級生にテレビ越しで再会したような懐かしい気持ちになりました。

 「早く美術館行きたい―!」と、無邪気に叫ぶことができるほど単純な話ではありませんが、アートや冒頭に書いたサッカー、そしてライブ(これも大好き!)が、どれほど私の暮らしに欠かせないものだったのか、あらためて気付かされる毎日です。

『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』原田 マハ/著
『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部 誠/著

 ちなみに、この図書館には所蔵していませんが、みうらじゅんさんが案内をつとめる『東海美仏散歩』もお出掛けの友です。

2020年05月23日(土)

※図書館は現在、臨時休館中です。
ご迷惑をお掛けしておりますが、どうぞご理解とご協力いただきますようお願いいたします。

あっという間に、あと一週間ほどで5月が終わりますね。
今年は期間が短縮される学校も多いとは思いますが、すぐに夏休みがやってきそうです。
私が子どもの頃の夏休みといえば、『ふしぎなメルモ』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『妖怪人間ベム』の3大アニメがよく再放送されていて、冷たいカルピスや麦茶を飲みつつ、騒がしい蝉の音と心地良い扇風機の風を感じながら、毎年、楽しみに観ていた記憶が蘇ってきます。
3つとも、ちょっと怖さを含むアニメなので、夏の雰囲気にぴったりだった気がします。
その後、『ふしぎなメルモ』の原作者である手塚治虫さんの『ブラック・ジャック』を1巻だけ、親戚のお兄さんからもらったのですが、とても気に入って、その1冊を数えきれないぐらい何回も読み返していましたっけ。
それがきっかけで、もっと手塚治虫作品を読んでみたくなり、図書館で借りたりして一時期はまりにはまってよく読んでいました。
新しく入荷した、『pen+ マンガの神様手塚治虫の仕事。』(CCCメディアハウス)は、あらゆるジャンルを描いて人々の心を魅了してきた手塚治虫さんの仕事を解析し、作品に込めたメッセージを読み解く内容となっています。
手塚治虫作品をまだ読んだことがない方から長年のファンの方まで、興味深く楽しめる1冊だと思いますので、図書館が開館しましたら、ぜひ手に取ってみて下さい。

2020年05月22日(金)

※津島市立図書館はただいま臨時休館となっております。ご理解とご協力をお願い致します。※

外出自粛で出勤やお買い物以外では全く外に出ない(す)。
さっそく暑さにやられました…。なんだかいきなり夏になりましたね。

個人的に“夏”で思い出すのが、はやみねかおる先生の本『名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ』です。
なぜこの本を思い出すのかというと、小学校中学年の夏、朝読の時間に行なわれた「好きな本を発表しようの会」で紹介した思い出の本だからです。

詳細は長くなるので省きますが、(す)がこの本を紹介してから、学校の図書室や近くの市立図書館でこのシリーズの本が棚から消えるというクラス内プチ夢水ブームが起こり、紹介した張本人の私ですら中々借りる事ができなくなり、お小遣いを貯めて全巻購入することになった…という、この本の良さをいろんな人に知ってもらう事ができた…けれどもちょっとお財布的には厳しかった、夏休み前の痛嬉しい?出来事を思い出します。

内容は、三人の女の子と怪しい自称名探偵の夢水清志郎がいろんな事件を解決していくミステリー小説です!
全14巻(本編12巻+外伝2巻)という中々のボリュームですが、基本1巻ずつ完結しますし、児童書なので意外とすんなり読めると思いますよ!

『そして五人がいなくなる』(はやみね かおる∥作) (K/913/ハ)第1巻  
『亡霊(ゴースト)は夜歩く』(〃) (〃) 第2巻
『消える総生島』(〃) (〃) 第3巻

2020年05月21日(木)

※現在、図書館は臨時休館中です※

テレビが使い物にならなくなり、買い換えた…のはいいのですが、ハードディスクの中身を消去しないと今のテレビで録画できないことに気付きました。
録画リストには『相棒』のseason17の一部とseason18全話が録画してあったのですが、まあ…仕方ないですよね…。全消去しました…。
ああ…右京さん…、冠城さん…。さようなら…。

…しかし『相棒』はノベライズが出版されますから。
Season17までは、小説の方で振り返ることができます。ヤッター!
当館もseason17の巻を新しく購入しました。
『相棒』ファンのみなさんもぜひ、開館したら借りに来てください。

実は『相棒』season17は、録画に失敗して何話か見逃しているので、ノベライズを読むのが楽しみでした。
サブタイトルだけ見ても「あ~…何の話だったっけコレ」と思い出せなくても、最初の数行を読めば内容や俳優さんの仕草や表情なども思い出せて、二度楽しむことができました。…見逃した回以外は、ですけど…。

2020年05月20日(水)

5/31まで臨時休館となっております。
 詳しくはこちら
 
 
気が付けば、5月も残り10日ほどですね。
いよいよ学校も再開に向けて本格的に動き出し、親子の長いおうち時間もちょっと一区切り、といったところでしょうか。

そんななか、今は名古屋まで出掛けるのもままならないけど、話題のあれこれ食べてみたい! ということでご紹介するのがこちら。
『小学生の電子レンジのおやつマジック』
キッチンで出来る、食べて美味しい自由研究の本です。
これを参考に何を作るのかと言えば…いちごあめ。
昨年大須にも専門店がオープンしましたが、今年に入ってもまだ行列ができていました。

手作りなので、使うフルーツや飴の厚みなどを好みで調整できるのもいいですね(とは言え、厚くても食べにくいですし、薄めにパリッとが美味しさのコツだとか)。
本書に載っている実験では「砂糖と水をカラメルになるまでチン」するのでそのままは使えないのですが、その辺りも含めて自由研究として纏められそうですね。
(いちごあめを作るときは、砂糖と水は3:1から4:1くらい、煮詰める時は絶対に混ぜない、フルーツの水気をしっかり切る、のがポイントだそう)

本書では、砂糖のほか、たまごや牛乳、ゼラチンなどの材料を使って、美味しく楽しく実験できる1冊です。
少しでも楽しく良いおうち時間を過ごせますように^^

2020年05月19日(火)

*本日も図書館休館中です。

 私は電車通学中に『謎解きはディナーのあとで 2』を読んでいたのですが、学校で友人に貸したらペラペラ読み始めて、普通なら常識的にも絶対に言わないであろう各章の犯人・トリックのネタバレをされた嫌な思い出があります。私(珍しく気に入っていた)が、絶望した顔をしていたからでしょうか……奴は別の友人に怒られてました。それ以来読んではなかったのと、ネタバレの内容を忘れてしまったのと、ドラマも見ていたので、友人の悪行を時効として久しぶりに読み直そうかと考えています。

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」と暴言を吐く毒舌執事と令嬢刑事が難事件に挑戦するユーモアにあふれたミステリー小説です。

絶対に犯人とトリックは言わないでくださいね!!!

『謎解きはディナーのあとで』
『謎解きはディナーのあとで 2』
『謎解きはディナーのあとで 3』 東川篤哉∥著 小学館

2020年05月18日(月)

*当館は現在臨時休館中です。ご迷惑をおかけして申し訳ございません*

紹介図書『スヌーピーの父チャールズ・シュルツ伝』 デイヴィッド マイケリス/著 古屋美登里/訳 亜紀書房 726.1マ

 この本はスヌーピーの生みの親である漫画家チャールズ・M・シュルツの生涯について書かれた本です。絵を描くことが好きな内気な少年だった彼は、通信制のイラストスクールで絵を学んで漫画家として着実にその道を歩んでいましたが、その後、軍隊入るといった今までにない大変な経験をしました。決して平凡な人生ではありませんでしたが、地道な投稿活動が実を結び「ピーナッツ」というスヌーピーが登場する漫画が新聞に掲載されるようになり世界中で愛されるようになったのです。
ざっくりと書いてしまいましたが、本書は686ページと分厚く、シュルツ氏について詳細に書かれており読み応えがあります。
日本でもスヌーピーは昭和の頃から文房具やTシャツなど様々なグッズ化がされ今も人気が高いです。一方で作者については今までほとんど知らなかったです。この本からキャラクターの原点を探るというのも面白いかもしれませんね。

2020年05月17日(日)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館の期間を延長し、5月31日(日)まで臨時休館することとなりました。ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 少しずつ、しかし確実に暑い日が増えていますね。マスクを着けていると、熱中症のリスクが高くなることが話題となっています。まだ体が「暑さ」に慣れていない時期は最も熱中症の発生が多い時期なので、気を付けなくてはいけません。加えて、私は皮膚が弱いので、夏にマスクを着けていると汗疹ができるのではないか、と個人的にとても心配しています。口の周りに汗疹って・・・これは相当恥ずかしい!扇風機搭載マスク、とか発売されないでしょうかね?

 さて、本の紹介です。先週ご紹介した本は、文庫本で15ページほどの短い小説でしたが、今回ご紹介するのはとても長~い小説。宮本輝/著『流転の海』シリーズです。

 この小説、全9冊の大作です。特筆すべきは、作者が物語を綴った時間の長さでしょうか。1981(昭和56)年に連載がスタートしてから、2018(平成30)年に完結。つまり、宮本輝さんが34歳で書き始め、71歳で完結しているのです。凄いでしょう??宮本輝さんは大好きな作家さんの1人で全作品を読んでいますが、作品のボリュームは『流転の海』シリーズが一番でしょうね。外出自粛が続き、自宅で過ごす時間が増えているかと思いますが、じっくりと本に向き合うことができる貴重な時間といえるかもしれません。「まとめ読み」してみてはいかがでしょう。

 ちなみに、赤川次郎/著『杉原爽香シリーズ』も好きで、ずっと読んでいます。こちらは何と!まだまだお話が続いています。また、登場人物が読者とともに年齢を重ねる形式、つまり毎年一歳ずつ年齢を重ねているので、第1作で15歳だった爽香も、昨年出版された最新作(第32作)では46歳。私と年齢が近いこともあり、一方的に親近感を抱いています。秋のはじめ頃に書き下ろしの文庫本を購入するのは、「栗きんとん」を買うのと同じくらい我が家の秋の楽しみです。個人的には爽香の旦那さん・明男のちょっとゆるいカンジが「相変わらず」なところとかも、わりと好きです。

・『流転の海 第1部』宮本輝∥著
・『若草色のポシェット』赤川次郎∥著

2020年05月16日(土)

※図書館は現在、臨時休館中です。
ご迷惑をお掛けしておりますが、どうぞご理解とご協力いただきますようお願いいたします。

今日は雨降りで涼しいですが、ここのところ暑い日が続いていましたね。
家にいるとそれほど暑さを感じませんが、食料を買いに車で出掛けたら、久しぶりに浴びた強い日差しと暑さに、軽い熱中症のようになってしまいました・・・。
これ以上、体力が落ちないように、人混みを避けて散歩するなど、たまには外の陽を浴びて体を動かそうと思います。

さて、今回は、『リーリーとシンシン』(中国パンダ保護研究センター∥編著 二見書房)をご紹介します。
パンダのシャンシャンの両親である、リーリー(♂)とシンシン(♀)の成長記録なのですが、リーリーとシンシンは、同じ保護センターの「パンダ幼稚園」で育った幼なじみなのです!
偶然にも、飼育員さんが小さなリーリーとシンシンを両手に抱えている写真が掲載されており、「まさかこの2頭が日本の上野動物園に行くことになるとは、思ってもいませんでした」と、リーリーとシンシンの門出を感慨深く見送ったそうです。
日中共同研究のペアリングで、たくさんのパンダの中から幼なじみの2頭が選ばれるなんて、ご縁があったんですね。
のちに夫婦となる2頭が、幼い頃に木の上で一緒に遊んでいる写真を見て、じーんときてしまいました。
2頭の特徴や日本に来るまでの歴史がわかるとともに、数多くの愛らしいパンダの写真に癒される一冊です。

今は、新型コロナウイルスの影響で上野動物園は休園していますが、落ち着いたらパンダファミリーに会いに行きたいです。

2020年05月15日(金)

※津島市立図書館はただいま臨時休館となっております。ご理解とご協力をお願い致します。※

本の紹介って漫画はダメなのですかね~…と思う今日この頃です。(す)です。

本日ご紹介する本は児童書!
ハリーポッターファンの(す)が児童書を紹介するといえばもちろんこれ!はい『Harry Potter』ですね。
「いや、今さら紹介されても…」という皆さん、(す)の紹介する本は原典である洋書です。
……洋書です。

読めない人が多いとは思いますが(実際(す)も読めません)あえて洋書を紹介させてください!
実は皆さんご存知のあの日本語版は、翻訳が読み辛いとファンの間でも有名なのです。

オススメの版は、出版20周年記念版です。記念版というだけあって、各巻ごとに全寮カラーの本を出すという気合の入りっぷり。
例えば、第一巻の賢者の石だけでも『賢者の石 グリフィンドール版』『賢者の石 スリザリン版』『賢者の石 ハッフルパフ版』『賢者の石 レイブンクロー版』…と全て集めると第一巻だけでも四冊…。大変なことになります。

でもこれが一番オススメです。なぜなら、本編の他にも各寮の創設者のイラストや説明、その寮に所属する人物の描き下ろしイラストが載っているからです!
やはり自分でキャラクターを想像しながら物語を読むのもいいですが、明確な姿がわかった上で頭の中でキャラクターを動かすのもいいですよね。

当館には所蔵していませんが、Amazonや大型書店の洋書コーナーにはあると思うので見かけましたらぜひ!

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