2019年10月18日の図書館だより

2019年10月18日(金)

とても悲しい出来事がありました。
地元の行きつけの本屋さんが閉店してしまったのです…。

まあ、いやな予感はあったのですよ。本のスペースを縮小して文房具を置き始めた時から。
ちょっとした菓子類をレジの横の一角に置き始めた時から…。
なんとか頑張って経営しようって感じがひしひしと伝わって来て、当時から切ない気持ちで見ていました。
けれどその本屋さんはいわゆるチェーン展開している本屋でして、東海三県ではうちの地元にしか無かったのですよ。
だから意外と根強く残ってくれるのでは?と思っていたのですが、ダメでした…。
店舗限定特典とか今後どうしたらいいんだ!もう買えないじゃないか…!

少し聞こえるクラシックの音楽とゆったりした穏やかな雰囲気の中「いい本ないかな~」と店内をぐるっと一周するのが大好きだったのに。
色んな人がゆっくり立ち読みしたりして、て………。ん?もしかしてそれが閉店の原因なのでは??
(す)は最低本屋に二時間はいるのですが、(す)が来るよりも前に居て立ち読みしていた人が二時間経ってもまだそこから動いていない、なんて光景を何回か見ています。
「立ち読みだけで購入していない層が多かったのかなあ」なんて同じく常連だった母と話していました。

実は(す)の地元、今年の3月にも別の本屋さんが閉店してしまったのですよ。
もう地元にある本屋さんは1店舗のみ。この本屋さんも閉店してしまったら(す)は本を買いに名古屋まで足を伸ばさないといけないことに…!気軽に仕事帰りにふらっと寄れないよ…名古屋なんて!

本屋がどんどん無くなっている問題は全国的にとても深刻な問題ですが、自分の周りの本屋はなんだかんだ言って今まで閉店しなかったので、実はあまり実感が無かったのです。
でもいざ目の前で、閉店の準備を着々と進めていく店員さんや閉まっているシャッターを見ると物凄い喪失感があります。

最後の1店舗だけは、なんとか頑張ってほしいなあ。
早速支援のために本を買いに行こうと思います!

『全国旅をしてでも行きたい街の本屋さん』(024.1/セ)
『本屋さんの仕事』(024/ホ) (ふじいろ)

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