今週新着図書で入った本たちの中に、ニャンドゥティで作るアクセサリーの本があります。
にゃんどぅてぃ、とはなんぞや?とお思いですよね。
ニャンドゥティとは、パラグアイの女性たちの間で受け継がれてきた伝統工芸品のレースです。伝統模様のレースがとてもカラフルなため、「虹色のレース」とも呼ばれています。
レースというと「編む」というイメージですが、ニャンドゥティは先に組んだ縦糸に横糸をくぐらせて模様を作り上げていくという、どちらかというと「織る」に近い手法を取っています。
しかしこの繊細で可愛らしい伝統工芸も、今では作り手が少なくなってきているそうです……伝統工芸の後継者不足は、世界共通なのでしょうか。
なぜGoがこのニャンドゥティ事情を知っているかと申しますと、偶然にも友人が現地・パラグアイでこのニャンドゥティの作り方を学んでいて、そのワークショップを5月に受けてきたからなのです!
沢山の糸玉の中から好きな色の糸を選び、作る柄を決めてワークショップ開始。
今回入った本では正確に目の数を指定していますが、現地ではもっとざっくり……というかいい加減だったようです。
目が多い?間隔が違う?大丈夫、後で調整すればオッケーよ!というアバウトさでワークショップは進んでいきました。
しかし、いい加減は良い加減、とも言いまして。
細かく数を数えたりもしなくていいし、間違っても簡単に元に戻せるのでとっても気楽!雑談をしながらさくさくと縦糸を組み、模様の要となる横糸をくぐらせていきました。
この織る作業がまた集中するというか、無心になってしまい時間があっという間に過ぎていき、気が付いたら終了時刻に。
予想よりも時間がかかってしまって完成まではたどり着けませんでしたが、実際に手を動かして他の国の伝統工芸品を作ることができたのは貴重な体験だったと思います。
あと、ただ単純に楽しかった! ひたすら織っていく作業と、いい加減にやっても大丈夫なあたりが性に合ったのかもしれません。笑
その後補習(?)を受け、無事完成させられました。よかったよかった(*’ω’*)
糸は刺繍糸でもなんでもOK、作業に使う木枠も刺繍用の枠で代用できるとのことだったし、自分でも何か作ってみようかな。そのためにも、まずは基礎模様を作れるようになってから。
ちなみに今回入った本は、ニャンドゥティの本として日本で2冊目だそうです。
調べてみたらトルコにも伝統のレース編みがあるんですね。そっちも気になってきたぞ……!(気が多い)
『ニャンドゥティのアクセサリー パラグアイの伝統レース』岩谷 みえエレナ/著 594.3イ
『トルコ伝統のレース編み・イーネオヤでつくるちいさな雑貨とアクセサリー』平尾 直美/著 594.3ヒ
『トルコの伝統手芸イーネオヤ・トゥーオヤ』トルコ文化センター/著 594.3ト