2017年10月の図書館だより

2017年10月14日(土)

『君の名は。』をDVDでようやく観ました。
大まかなストーリーを少し知っている程度でしたが、とてもよかったです!
話題になっていたのも納得できる作品でした。

まず、映像がものすごく美しい。
壮大な風景や、光や水の透明感などが巧みに表現されていて、目を奪われました。
これはぜひとも映画館の大きなスクリーンで観てみたかったなあ。
ストーリーももちろんよかったです。
時空を超えるSF系は苦手分野なのですが、それほど複雑な設定ではなく、ドラマチックなストーリー展開に引き込まれ、苦手なりにも楽しめました。
後味の良い結末なのもスッキリできていいですね。
映像美と合わせて、また観たくなる作品でした。

『小説君の名は。』新海誠/著 KADOKAWA B913.6シ
『君の名は。』(角川つばさ文庫) 新海誠/作 ちーこ/挿絵 KADOKAWA K913シ

2017年10月13日(金)

先週、用事があって東京へ行きました。
そして奇跡的に!ギリギリ展示期間中でしたので、東京国立博物館(トーハク)に行きました。
お目当ては国宝「三日月宗近」

はい、刀剣です。最早この図書館だよりのプチコーナーのようになってきましたね。
今回の刀はスケールが違いますよー!
何せ「天下五剣で一番美しい」と言われている刀なのですから!

はい、天下五剣とは!デデン!(古い)
その名の通り、刀剣界で5本の指に入る素晴らしい刀のことです!刀剣トップ5ですね。
そんな凄い刀の中で一番、ということは刀剣一美しいと思って良いでしょう。

公開されることが少ない刀なのですが、展示期間後半だしもうみんないないよね!と思っていたら長蛇の列。
「展示期間ギリギリなのにみんなどうしてここにいるの…ほら、運慶展やってるからそっち行ってきなよ…」という理不尽な絶望を抱えつつ「でもいいもの!写真撮影OKだからいっぱい撮っちゃうもんね!」と精神を奮い立たせていた(す)をさらに絶望へ突き落す一言。
「写真は1回につき1枚です。2枚目以降はもう一度並び直して下さい」

( ゜д゜){…………

ええ、律儀に並び直しましたよ。けれど写真を撮るのに時間を取られるのでゆっくり鑑賞している暇がないっ!
そして周りをよく見ると連写していたり、色んな角度から撮っていたり、外人さんなんかは背が高いので列の外からズームで撮影までしている始末…。
職員さんは見て見ぬふりをしているのか、目の前でいとも容易く行われているえげつない行為に何も注意しない。
律儀に並び直し、ボタンを押し間違えて2回撮ってしまったらちゃんと2枚目を消したりしていた(す)は一体……?

しかも後日、平日に見に行った友人は写真制限も列も無かったとか……。
も、もう休日・祝日の博物館には行かない…

『美術館を楽しむ 日本のMUSEUM 2』(山田 恭子∥編集) (706.9/ヒ/2)
『週刊世界の美術館 最新保存版 2』(菅家 洋也∥編集) (706.9/シ/2)
『探検!東京国立博物館』(神島田)

2017年10月11日(水)

先の日曜日、応援演説でなんとあの小泉進次郎さんが津島に来られていたそうですね!

自分の主義主張に関係なく、せっかくなら見てみたかったです。ナマ進次郎さん。

若手とは言え、これだけの大物が津島に応援に来るなんて……びっくりですね~

『中高生からの選挙入門』
『話したくなる世界の選挙』
『完全解説インターネット選挙』
『最新事例解説すぐわかる選挙運動』

2017年10月10日(火)

探査機カッシーニが土星に突入し、消滅するまで送り続けた映像をやっと見ました。もう1ヵ月近く前のことなんですね。
カッシーニの土星突入は、生物が生存できる可能性のある衛星エンケラドスに地球の微生物を持ち込まないための措置だったそうですが…予定通りのこととはいえ、なんとも切ない最期だと思いました。
しかしカッシーニといいはやぶさといい、探査機が最期に見せてくれる画像にはグッとくるものがありますね。

その土星が再来週の火曜日、24日の夕方から宵、日没から1時間後くらいに月と接近するそうです。土星は明るいので普段から観測できますが、月と接近することでより見つけやすくなりそうですね。
10月下旬からは太陽に接近して見えにくくなり、12月の下旬には見えなくなってしまうそうです。
冬を迎える前に、カッシーニが消えていった星を一度探してみようかなと思います。

『惑星探査機のカメラが捉えた最新太陽系』 445ワ
『完全図解・宇宙手帳』渡辺勝巳/著 538.9ワ(新書)
『ここまでわかった!太陽系のなぞ』沼澤茂美/著 K444ヌ

2017年10月09日(月)

 『カラスのひみつ』(K/488/カ)という本が出ているくらいカラスというのは頭が賢い生き物でして、その様子は図書館でもよく見掛けます。この前は、煎餅らしきものをくわえたカラスが水を貯めてあるバケツに留まり、周りを警戒しながらそのせんべいを水に浸け柔らかくして食べていました。

秋は美味しものに出くわすことが多いです。最近ですと栗きんとんをまぶした和菓子の栗粉餅が美味しかったです。
今は少し寒くなったので何か温かいものが良いですね。例えば、なべ焼きうどんや味噌煮込みといったうどん系とか。うどんと言えば、その日の服の色を気にして食べる決して淡い色の服を着た時には食べれないメニューで「カレーうどん」があります。

最初は全く関心のない食べ物でしたが、ある日美味しい店があるからと連れて行ってもらった店で食べたのがすごく美味しく、その残った汁をご飯にかけると更に美味しいという合わせ技を持つうどんだという事を知りました。それ以降は機会があれば食べるようになりましたが、白系の服装の時は飛び散った汁が服にこびりついて困るので、服の色とのタイミングがあった時だけ注文したりしています。

2017年10月08日(日)

先週の図書館だよりに書いた今年のノーベル文学賞は、カズオ・イシグロさんが授賞しましたね。というわけで、「村上春樹全作品一気出し」は出来なかったのですが、「祝・ノーベル文学賞 カズオ・イシグロさん」をコーナー7でスタートしました。所蔵している作品数が限られていることもあり、控えめな紹介となっていますが、興味がある方は是非覗いてみて下さい。

さて、先週の土曜日に岐阜県現代陶芸美術館で開催されている「浦上父子コレクション展 引き継がれるコレクター魂」を観るために、多治見市へ出掛けてきました。

中国の漢から唐時代の陶俑や明の古染付、高麗陶磁などの陶磁器コレクション、歌川国芳・月岡芳年の浮世絵、北斎漫画のコレクション・・・。どれも素晴らしかったのですが、大好きな北斎漫画をじっくりと観ることが出来たことが、何よりの幸せでした。

浦上満さん(古美術商・浦上蒼穹堂店主。「浦上父子」の「子」にあたる方)は、以前「クレイジージャーニー」というTV番組でも1500冊以上の北斎漫画を収集している「世界一の北斎漫画コレクター」として紹介されていた方なので、ご存知の方もいるかもしれません。絵手本という形で流通されていた冊子を一枚ずつ額装する、というのは綴られているものをバラバラにしなくてはならないので、浦上さん自身も抵抗がないと言ったら嘘になる、と以前に何かの記事で読んだことがあります。しかし、そのおかげで今回のように一枚一枚をじっくりと鑑賞させて頂けるのは、大変に有難いこと。江戸時代を生きる人たちの今にも動き出しそうな動きや表情を堪能させて頂きました。

北斎といえば、先々週の図書館だよりに書いたNHKドラマ「眩(くらら)」を先週やっと観ることが出来ました。素晴らしかったです。「もっと上手くなりたい」という北斎・応為父子の気持ちが痛いほどに伝わってきて感動しました。また、ドラマ中での「色」の使われ方が本当に素敵でした。もちろん役者さんの演技も素晴らしかったです。私はあまりTVドラマや映画は観ない方なのですが、やはり良いものは良いなぁと思いました。

多治見は、これまでも何度も図書館だよりに書いていますが、年に数回はお邪魔している大好きな町。今回もいつもお世話になっているお店で、すっかり話し込んでしまいました(お茶まで御馳走になってしまいました。しかも2杯も)。ここのところ忙しい毎日を過ごしていますが、出来れば冬になる前にもう一度お邪魔したいな、と思っています。

2017年10月07日(土)

上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が、香香(シャンシャン)に決まりましたね。
響きも漢字も女の子らしくてかわいいです。
名前の公募には32万件もの応募があったそうですね。
私は悩みに悩んで応募しそびれてしまったのですが、友人が“シャンシャン”で応募していたとのこと!
友人は、上野の“上”+上海の“上”をイメージして付けたそうですが、名付け親になれるなんて光栄ですよね。
名付け親には抽選で記念グッズがもらえるそうなので、友人が当たったら見せてもらおうと思います。

生後110日のシャンシャンの最新映像を観ましたが、ふらつきながらも四つ足で歩けるようになっていて、日々成長しているんだなあと感激でした。
シャンシャンの一般公開は、生後半年を迎える12月頃を予定しているとのことなので、会える日が楽しみです♪

10月の本のコーナーでは、パンダの本も特集しておりますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

『リーリーとシンシン』(←シャンシャンの両親です) 中国パンダ保護研究センター/編著 二見書房 489.5リ
『ひとことパンダ リーリーとシンシン at 上野動物園』上野動物園/監修 朝日新聞出版 489.5ヒ
『おつかれっ!毎日パンダ 上野で働くパンダズの全記録』高氏 貴博/著 飛鳥新社 489.5タ

2017年10月06日(金)

初めて自分の運勢をタロットで占ってみました!

タロット占いと聞くと、なんかオカルトっぽくて、暗い部屋で暗い色のマントを着て、ロウソクの光があって魔法陣が書いてあって…みたいな怪しい雰囲気が頭に浮かぶかもしれませんが、(す)は変な人じゃないです。(ここ大事)
正直オカルトは怖くて苦手なジャンルで…ごほんごほん!

実は1年ぐらい前に好きなイラストレーターさんがタロットカードのイラストを手掛けたので思わず購入したのはいいのですが、カードを眺めては深呼吸して「余は満足じゃ…」と感動に浸りいそいそと仕舞う状態だったので、これではせっかく買われたカードちゃんが可哀想…と思い、せっかくなら占ってみようかなと思い立った次第であります。

でも占い方を調べてみてびっくりしました。こう、適当にカードをぺぺぺっ!と出せばいいものだと思っていたら色んな並べ方があるるる……(*_*;
「ええい!とりあえずこの方法でやっちゃる!」と適当に中級者レベルの占いをしました。(O型は大雑把)

そして結果は……ちょっと「ん?」と首をかしげるカードもありましたが、当たっている所はピッタリ当たっていて、大変胸が痛みました。しかも逆位置が出てヒヤっとした…。
でも占いの最終結果について暗示されているカードに正位置の「星」が出たので、良い方向へ行けそうです!スタープラチナ!!(違う)
よーし、頑張ろう!

たかが占い、されど占い。
自分を元気づける為に、たまにはいいかもしれませんね(*^-^*)

『タロットの秘密』(鏡 リュウジ∥著) (講談社現代新書)

2017年10月04日(水)

こどものページリニューアル
図書館ホームページが、メインページに引き続きこどものページもリニューアルされました。
まだ微調整等はあると思いますが、新しいページもご愛顧ください。
また、リンク切れや使いやすさ(動線等)など、お気づきの点がありましたらお知らせください。

さて、あっという間に10月です。
来月はいよいよ蔵書点検です。
お休みが近くなりましたら、今年もまた貸出期間が長くなりますので、どうぞご利用ください。

2017年10月03日(火)

2回続けて同じ話題で恐縮ですが、物語の食べ物の話を再びです。
前回はアニメに出てくるご飯の話をしましたが、児童書や絵本にもおいしそうなごはんやお菓子がたくさん登場しますね。シンプルなのに、なんだかわくわくするメニューが多いように感じます。
『しろくまちゃんのほっとけーき』のホットケーキや『からすのパン屋さん』のパン、『ぐりとぐら』のカステラ。子供の頃に美味しそうだなぁ、食べてみたいなぁと思ったものですが、今でも…いやむしろ今の方が断然!食べてみたいです。
あれと同じものを食べる方法がきっとあるはず!と探してみましたら、作品の中に登場する食べ物のレシピを扱った本って、思っていたよりもあるんですね。

そういうことで(?)、今月のミニコーナーは「あの料理が食べたい!」です。
あの話に出てくるあのごはん、あの作家さんや偉人が愛したあのお菓子、普段なかなか目にすることのないあの場所で出てくる料理…などなど。ええ、完全にGoの趣味です。

テレビの話になりますが、Eテレで月曜10時から放送されている『グレーテルのかまど』という番組があります。物語の中に登場した食べ物や、偉人や著名人の愛したレシピを再現してみる(レシピが無い場合は考察して作ってみる)番組なのですが、この番組の本バージョンのような感じになるように集めてみました。
今回は一般の本を集めていますが、児童書や絵本に出てくる料理の再現レシピは児童室にもあります。気になりましたら、ぜひ児童室の方でも探してみてくださいね。

『まんが・アニメ・絵本に出てきた「あの料理」と「あのお菓子」を作れる夢のキッチン』吉田 瑞子/著 596ヨ
『物語や絵本のお菓子ティータイムレシピ』北野 佐久子/著 596.6キ
『絵本からうまれたおいしいレシピ : 絵本とお菓子の幸せな関係2』 596.6キ2

2017年10月02日(月)


先月咲いてたヒマワリです。

10月になりました。ふと気付いたら今年の私は東海3県から外に出ていません。3県と言いましても立田大橋を渡って長良川大橋、油島大橋経由で愛知、岐阜、三重県とまたいで桑名方面に行くだけです。東で一番遠いところですと豊橋で、西ですと四日市ぐらいまででしょうか。

特に理由は無いのですが、去年と比べると全然どこにも行っていない感じです。去年は鈴鹿に自動車レースを観に行ったり、日帰りで京都、大阪方面に無計画で行ったりと、割とアクティブだったような気がします。『読売旅行』や『旅の手帖』を読んだり、コーナー9『本で旅する』の本のタイトルを見ると〝旅に出たい〟と思い、あそこに行くならあっちも寄ってあれを見てとか、理想は膨らむのですが膨らみ過ぎてそこで終わりいうパターンが多いです。せめて年末くらいどこかに出掛けられればと思ってます。

2017年10月01日(日)

早いもので、今日から10月です。というわけで、コーナー7は「10月の本」に模様替えしました。

10月ということで、「ハロウィーンの本」や「実りの秋の本」、「衣替えの本」「秋祭りの本」「ハイキングの本」など“いかにも10月”といった本をはじめ、10月1日・コーヒーの日にちなんだ「コーヒーの本」、10月10日・銭湯の日にちなんだ「銭湯の本」といった、あまり知られていない記念日の本、そして1972年10月28日は上野動物園にパンダが到着した日ということで、「パンダの本」、1964年10月10日は東京五輪開会式ということで「東京オリンピックの本」を紹介しています。

今月、担当者として特に注目して頂きたいのが「読書週間の本」。「本棚」や「しおり」についての本、有名人の書評集など「本」に親しんで頂ける本を集めてみました。書評集やブックガイドは「019.9」という番号が背ラベルで貼られているのですが、残念ながらあまり手に取って頂いてないように普段から思っていたので、今回まとめて紹介することが出来て嬉しく思います。小泉今日子さんの書評集や芥川賞の又吉さんの本も並んでいますので、気軽に覗いて頂ければ・・・と思っています。

と、つらつら「10月の本」ついて書いてみましたが、今月はまだ隠し玉が!・・・といっても、今の段階ではどうなるのか分からないのですが・・・。と、思わせぶりなことを書きましたが、今月はノーベル賞の発表があります。今年こそ「祝・村上春樹さん・ノーベル文学賞受賞」コーナーを出すことが出来るか!?・・・もちろん、コーナー設営の準備は実際に受賞が決まらないと始められないのですが、今からドキドキしています。めでたく受賞決定した暁には、コーナー7にて「村上春樹全作品一気出し(仮題)」を予定していますので、お楽しみに。さて、どうなるでしょうか?

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