伊集院 静さんが2023年11月24日に73歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
伊集院 静
1950年、山口県防府市生まれ。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経てフリーの演出家に。「伊達歩」名義で作詞家としても活躍し、近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」、「愚か者」はヒット曲となった。
1981年に作家デビューし、92年に野球と人をめぐる連作短編集『受け月』で直木賞を受賞。94年の『機関車先生』では、昭和30年代の瀬戸内海の小島を舞台に代用教員と児童の交流を描き、柴田錬三郎賞を受賞。2002年に60年代後半の横浜を舞台に流浪する男たちを描いた『ごろごろ』で吉川英治文学賞、14年には正岡子規と夏目漱石を題材にした評伝小説『ノボさん』で司馬遼太郎賞を受賞。エッセーの名手でもあり、「大人の流儀」シリーズは発行部数が累計約200万部の大ヒット。ギャンブルや酒を愛する豪放磊落な私生活に裏打ちされた文章が人気を博した。11月24日、73歳で死去。