高齢化社会、介護保険、老老介護……身近になった「認知症」について
「認知症」や「介護」は、高齢化社会となった現在において他人事ではありません。特に、「介護」というサポートにまわる側は、高齢者が更に高齢者を介護する「老老介護」といった事例も年々増えており、社会問題として最近では大きく新聞やテレビ等で取り上げられています。
今回特設したコーナーでは、本から少しでも「認知症と介護」について知る機会があればと思い特集いたしました。ぜひご覧ください。
「コーナー0」本のご紹介
食事を楽しむ
高齢になると、堅いものが食べにくくなったり、飲み込む力が衰えたりと、食事が楽しめなくなる方が多くいます。
食べやすさを考慮した美味しい料理は、日々考案され、現在も多くのレシピ本が出版されています。
- 『そよ風のシニアごはん 人気のケアセンターが食卓の悩みを解決』 ユニマット リタイアメント コミュニティ
- 『奇跡の高齢者ソフト食 誤嚥を防いで健康きーぷ』 黒田 留美子
- 『希望のごはん 夫の闘病を支えたおいしい介護食ストーリー』 クリコ
制度や手続を知る
認知症や介護にはどんな制度や補助が受けられるのでしょうか。いざ当事者になってしまうと慌てるばかりで、何から手をつけたら良いのか分かりません。まずは落ち着いて本を参考に調べてみてください。
- 『認知症で使えるサービス・しくみ・お金のことがわかる本』 田中 元
- 『最新介護保険の基本と仕組みがよ~くわかる本』 ケアマネジメント研究フォーラム
- 『身近な人の介護で「損したくない!」と思ったら読む本』 河北 美紀
小説・エッセイ・ドキュメント
実際の経験談や体験談、取材を元に構想をふくらました架空の話など。認知症や介護がテーマとなる本は、種々あり、そこから社会の関心が集まるきっかけとなることもあります。気になる本はぜひチェックを。
悩みを相談したい
「介護が思うようにできない」、「大変なのは自分だけかも」等、悩みは知らないうちに蓄積され、これを抱え込むと強烈なストレスとなり、体調に危険を及ぼします。こんな時、本があなたの心を救うかもしれません。
折紙・工作・唄・体操
認知症の兆候の1つに物事に関心が持てなくなるということがあります。何かに興味を持つこと、夢中になることといった楽しみがないと脳の衰えは進む一方です。本から娯楽を見つけて脳の活性化をはかりましょう。
話題になった認知症
ネット、新聞、テレビ、ラジオ、口コミなど、ちょっとしたきっかけが話題となり、注目を浴びる本もあります。
また、そこから認知症や介護について知るきっかけになることもあります。ぜひ一度読んでみてください。