「9月に関する本」を集めました
-
月
旧暦8月15日は「中秋の名月」。今年は9月13日にあたります。
名月や 池をめぐりて 夜もすがら
松尾芭蕉が十五夜に詠んだ俳句です。月は、時代を越えて、私たちを優しく見守っていてくれます。1年で最も美しいとされる月が夜空に輝く十五夜は、お団子やススキをお供えしなくても、ひとまず夜空を見上げてはいかがでしょうか。- 『The Real Moon月の素顔』 沼澤茂美 脇屋奈々代
- 『夏井いつきの「月」の歳時記 秋』 夏井 いつき
-
バス
1903(明治36)年9月20日、京都市で蒸気自動車を改良した乗合自動車が日本ではじめて運行を開始したことから、この日は「バスの日」とされています。近年テレビのバラエティ番組でも「バス旅」は人気を集めていますが、背の高いバスの座席から景色を眺めるのは楽しいものです。たまには、ゆったりした気分で「バス旅」してみませんか。
- 『夜行バスで出かけましょう』 小川 かりん
- 『本バスめぐりん。』 大崎 梢
-
敬老の日
9月の第3月曜日は「敬老の日」。今年は9月16日にあたります。もともとの「敬老の日」は、聖徳太子が身寄りのないお年寄りや病人の世話をする「悲田院」を建てた9月15日でしたが、2001年の祝日法改正によって、現在は9月の第3月曜日となっています。「敬老の日」は「人生の先輩」の本を開いてみてはいかがでしょう。
- 『華やぐ女たち 玄冬文学アンソロジー』 白洲 正子
- 『やばい老人になろう やんちゃでちょうどいい』 さだ まさし
-
葛飾北斎
宝暦10(1760)年9月23日(10月31日という説もあります)、葛飾北斎が江戸本所で生まれました。北斎は、1999年にアメリカの雑誌『ライフ』で「この1000年で最も偉大な業績を残した100人」に日本人として唯一選ばれていますが、90年という生涯において93回も引っ越しをしたなど、逸話にも事欠かない人物です。
- 『眩(くらら)』 朝井 まかて
- 『ミッフィーとほくさいさん』 国井 美果
-
テニス
9月23日は「秋分の日」ですが、この日は「テニスの日」でもあります。「テニスの日」の特筆すべき点は、「的当て」や「100万人ボレーボレー」など、誰でも参加できるユニークなイベントが、日本全国で行われること。錦織圭選手や、大坂なおみ選手になった気分で、痛快なボレーをバシッと決めてみてはいかがでしょう。
- 『頂点への道』 錦織 圭
- 『ラブ・ゲーム テニスの歴史』 エリザベス・ウィルソン
-
清掃
1971(昭和47)年9月24日、「廃棄物処理及び清掃に関する法律」が施行されたことから、この日は「清掃の日」です。「大掃除=年末」のイメージがありますが、気温の高い夏こそ油汚れが落としやすいことから「夏の大掃除」をする方も、最近は多いそうです。掃除がはかどる本をご紹介しますが、まだまだ暑いので、熱中症にはご用心を。
- 『世界一清潔な空港の清掃人』 新津 春子
- 『幸田文しつけ帖』 幸田 文
-
防災
1959(昭和34)年9月26日、伊勢湾台風が和歌山県に上陸。私たちが住む東海地方を中心に甚大な被害をもたらし、5000人以上の方が亡くなりました。今年は、伊勢湾台風から60年という節目の年です。もう一度、改めて防災について考えてみませんか。一人一人のかけがえのない命を守るため、「今できること」がきっとあるはずです。
-
食欲の秋
9月。残暑厳しい日が続いていますが、日が暮れるのが早くなったり、空が高くなったり、と少しずつ秋の気配を感じる季節です。なかでも、秋の訪れを実感するのは、栗のお菓子が店頭で並んでいるのを見かけたり、「新米入荷」のポスターを見たり……とやはり「食欲の秋」でしょう!というわけで、秋の味覚をたくさんご用意しました。